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5月21日札幌市による障がい者交通費助成制度の見直しについての意見交換会が開かれ、制度の利用者や家族ら150人が参加しました。
札幌市は「毎年1億円ずつ増加しており持続可能な制度にするための見直しが必要」として、必要に応じて利用できた福祉乗車証や定期券を廃止して利用上限を設け、タクシー券やガソリン券も大幅に削減する案を説明しました。
参加者は次々と手を挙げ、「障がい者は社会に無視されるのか」「見直し案は撤回してほしい」と訴えました。
札幌市は第2回定例議会に個人住民税も公的年金から天引きする市税条例改正案を提案してきました。
26日の財政市民委員会で日本共産党の村上仁議員は「住民税天引きは地方税法の精神にも背く」と反対しましたが、民主・自民・公明が賛成し、条例案を可決しました。
日本共産党新婦人清田支部内後援会は、食品の値上がりや品薄、食糧自給率39%の日本農業の問題など「食」への関心が高まっているとして、日本共産党の食糧政策をテーマに「“食”を考えるつどい」を開催します。
講師には道教育大名誉教授(家政学)で党北海道後援会代表委員の桒山弥寿男(くわやまやすお)さんを招きます。
新日本婦人の会札幌清田支部は23日、東急ストア平岡店前で後期高齢者医療制度の廃止を求める宣伝署名活動を行ないました。
新婦人清田支部社会保障部を中心に会員ら6人が参加、「お年寄りを差別する医療制度に国民の怒りが集中し、政府・与党も『手直し』を言いださざるを得なくなっていますが、制度の根幹がまちがっている以上、部分的な手直しでは問題は解決できません。この制度は廃止しかありません。いっそう国民の声を強め廃止に追い込みましょう。該当のみなさんは『不服審査請求』ができます。すでに札幌でも申し立ての運動が始まりました。この制度に納得できない方はどんな内容でもできますので、不服審査請求申し立てを行ないましょう」と呼びかけながらビラを配布しました。
駆け寄って署名してくれる人もいて30分で15筆の署名が集まりました。
清田区内の五つの地域9条の会でつくる清田区9条の会連絡会は、5月の九条世界会議の報告会を開きます。
世界会議には共同で派遣した青年2人を含め区内から5人が参加しましたが、報告会では参加した人たちのホットな報告をはじめ、ビデオも上映されます。連絡会では多くの参加を呼びかけています。
7月12日には北星大学図書館で憲法学者で9条の会呼びかけ人、奥平康弘さんの講演会も予定されており、連絡会はその準備にも全力を尽くすことにしています。
平岡九条の会は、アイヌ伝承の会の小川隆吉さんの案内で、北海道大学構内の遺跡を訪ねる取り組みを計画し参加を募っています。
6月12日(木)午前10時に北大正門前に集合し、昼食をはさみ午後2時解散となっています。
詳しくは平岡九条の会メンバーまで。
生活に困窮して区役所の保護課を訪ねる人は、生活保護が「憲法上の権利」だと意識しているのだろうか。戦争放棄の憲法9条が話題になっているが、憲法25条も読んで「国民の権利」と「国の義務」を確かめてほしい▼窓口で申請抑制をしたため「餓死者」が出たり、書類さえあれば車代をむやみに支給したりしたためマスコミを賑わすことになった。これを契機に厚生労働省は生活保護受給者の通院で発生する「移送費」の新基準を自治体に通知したが、「原則不支給」ともとれる内容は自治体を含め関係者を不安に陥れている▼権利として利用している者が不安になるようなやり方では「適正化」には逆効果であろう。(厳)
「清田区新聞」08年06月01日付より