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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

4月1日

子どものころ、4月1日といえばエイプリルフール。どんなウソをつくか、誰にするか、どんなタイミングでいうかと、ワクワクしたことを思い出します。

きのう、4月1日、政府は十分な医療からお年寄りを排除する後期高齢者医療制度をスタートしましたが、その制度の通称を、何と、「長寿医療制度」と発表しました。

身近で親しみやすい通称にすることで拒否感を和らげようと厚労省は考えたらしいですが、どうしてここまで国民感情がわからないのでしょう? 国民が怒っているのは、その中味であって名前ではありません。「ふざけるなー! 」と、ますます怒りが増幅することがあっても和らぐはずはありません。

「高齢化社会」「福祉のため」といって消費税を導入したのは20年前のこの日。その理由がまっ赤なウソだったのは誰の目にも明らかです。

年金は減り、医療費も税金も増え、あげくのはてにこの後期高齢者医療制度でいじめておきながら、また消費税を上げるって、そんな虫のいい話はありません。

「あ、そうか、なぁーんだ」と笑いあえるのが、エイプリルフールのルールです。ここでもルールを守れない日本政府。怒りあまって、今年は「楽しいウソ」をつく間もなく4月1日は過ぎてしまいました。

「清田区新聞」08年04月06日付より