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日本共産党
清田区市政相談室
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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

誰もが花開かせる社会めざして

おととしの秋、アジサイの小枝をいただいて日陰に植えました。昨年何度かその辺りを探しましたが見つけられず諦めていたところ、この5月、草取りをしていて発見。雑草に混じってしっかり根をはり、厚く光沢のある若い葉が2枚日当たりに向かって伸びていました。もしかしたら、来年あたり白い花を咲かせてくれるかもしれません。

ゆうべ、テレビのニュース番組「筑紫哲也NEWS23」でネットカフェ難民の実態をとりあげていました。全国93のうち65のネットカフェで長期滞在者、つまりネットカフェ難民と呼ばれている人たちがいるそうです。

ある男性は日雇い労働から、ようやく派遣労働になり、ベッド一つだけが専用の月契約共同部屋に泊まれるようになりました。はじめて布団にもぐり込み「ふとんはいいな。あー気持ちいい。気持ちいいなあ」と何度もつぶやきます。しかし、「派遣はいつ首を切られるかわからないし、とても不安」と彼が言うとおり、本人がいくら頑張っても、支援者がいくら手を尽くしても、労働法制など社会基盤を変えないことには、本当の解決はあり得ません。

人間を「使い捨て」「モノあつかい」する働かせ方を生みだした自民党や公明、民主党に「もうイヤダ」とNOの審判を突きつけ、参院選で何としても前進しなくてはなりません。

誰もが、太陽の陽差しをいっぱいあび、花開かせる社会をめざして。

(07年06月19日記)

「清田区新聞」07年06月24日付より