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日本共産党
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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

かばうのは同じ穴のムジナ

「(女性という)産む機械、装置の数はきまっている。産む役目の人が一人頭でがんばってもらうしかない」。――「えっ、何それ!」と耳を疑ったのは、1月27日、松江市で開かれた自民県議の集会での柳沢厚労相の発言でした。

たまたま私は四人の子どもに恵まれましたが、もし子どものいない人生だったとしても、同じように私はひとりの人間であり、女性です。女性を「子どもを産む機械、装置」と発言した柳沢大臣の、人権意識の欠落がはっきりした以上、もう居座らせておくことは許されません。

アルバイトや派遣労働など不安定雇用が広がり、結婚したくてもできない、子どもを産みたくてもうめない状況。「ジンジラレナーイ」ような教育費の高さと、リストラ、給料カットにいつ襲われるかもしれない不安の中で、子どもを一人産むのがやっとという若いご夫婦の、そういう思いをも土足でふみつけにする人に、大事な税金で高い給料を払って大臣をさせておくわけにはいきません。

安倍首相も、柳沢大臣も、そして事務所費疑惑の大臣たちにも共通しているのは、国民を票を集める機械、装置としか見ていないことではないでしょうか。

柳沢大臣の罷免も辞任も求めない、安倍首相と自民、公明両党は、同じ穴の「ムジナ」と言わざるをえません。貉(むじな)には申し訳ないけれど。

「清田区新聞」07年02月11日付より