Since 2007/03/08
清田区の宣伝カーはまだか、まだか、とみんなの期待をあびるなか、昨年11月、ようやく登場したのは古いライトバンのマニュアル車です。
冠(かんむり=車上の看板)をつくる人、色をぬる人、字を書く人。幾人もの人の手がかけられた手作りの宣伝カーが完成したのは、クリスマスのイルミネーションが美しい師走なかばでした。
走りながら流すテープにはエンドレステープが最適なのですが、ヤマダ電機などにも在庫がなく、何店も探し歩きました。冠の金具がゆるんでグラグラしたり、看板の文字が雪で流れてしまい書き直したり、バッテリーがあがって音が出なかったり……。
年末年始、何とか走っているうち、今度はクラッチが故障。ウン万円かけて修理し、車内のダッシュボードには「クラッチに足をのせて走らないこと」などの注意書きがはられました。これで万全、と思いきや、今度はエンドレステープが故障。エンドレステープは巻き戻してはいけないことを知らない私が原因でした。普段使い慣れないものなのでトラブルも多く、その度に、なるほどなあー、と学習させられます。
新春のつどい同様、素人群団が四苦八苦しながらの宣伝カーもようやく軌道に乗りつつあり、あとはもっと多くの運転手さんを待つのみです。
告示日の3月30日までは、この宣伝カーが私たちの代表となって、清田区内を走り続けます。夢と希望のもてる街をご一緒につくりましょうと、走り続けます。
「清田区新聞」07年01月28日付より